コウハシショウビン Pelargopsis capensis
2005年2月 スカウ村キナバタンガン川
英名:STORK-BILLED KINGFISHER
学名:Pelargopsis capensis
ショウビンというのはカワセミ科の仲間の別称でショウビン亜科という分類もある。
日本では、アカショウビン、ヤマショウビン、ナンヨウショウビン、
ミヤコショウビン(絶滅)などがある。ただのショウビンという名はない。
コウハシとは、紅 の 嘴(くちばし)という意味なのだろう。
体長は35センチなので、カワセミの仲間では大きい方だ。
ちなみに日本のヤマセミが37.5センチで少し大きく、
カワセミは17センチなので、コウハシショウビンの約半分の大きさだ。
背中がブルーで嘴は赤、頭はベージュで大きな鳥なのでよくわかる。
他に似た種類もいないので間違うことはない。
大きな川やマングローブ林の縁や海岸の湿地などにいる。
分布はインドからマレー半島、スマトラ、ボルネオ、ジャワ、フィリピン。
カッカッカッカッと鳴くと書いてあるが、
このときはご覧のように静かに止まっており、
鳴き声は聞こえませんでした。
縄張り宣言ではヴォヴォと鳴くとも書いてあります。
スカウ村に行くとキナバタンガン川を朝、ボートに乗って、
川べりや川中の生き物を観察するアクティビティがありますので
そのとき見られます。写真では右下にカニクイザルも写りました。
このときは茨城県出身の女性ガイドがずっと一緒で、
この鳥のことをずっと
コウハシ”ビンショウ”
と呼んでいたのが印象に残っています。