モーレンカンプオオカブト(ボルネオオオカブト) Chalcosoma moellenkampi
2018/08/23
ライトトラップにやってきた
仕掛けたライトトラップにやってきた。
電灯にやってきた
学名:Chalcosoma moellenkampi
◆ボルネオオオカブトともいう
初めてこの虫を見たときは、ホント、
かっこいい、と思いました。
するどい爪のある足で、こちらの手足にしがみつかれたら、
血が出るかと思うくらい、痛みを感じます。
いずれの写真も夜の電灯、ライトトラップに来たもので
森の中でどんな暮らしをしているのか、
までは私にはわかりません。
よく見ると、真ん中の角が短いタイプと
長いタイプとがあるようです。
似たようなカブトムシとして、
アトラスオオカブト(Chalcosoma atlas)と
コーカサスオオカブト(Chalcosoma chiron)とが
ボルネオには、居るようです。
でも私が見るときはいつもモーレンカンプばかりです。
胸の幅と、頭の角に突起があるかないかで、
区別しますが、両方ならべてみたことないので
実感がありません。
まとめると以下のとおりです。
モーレンカンプ 胸の幅せまく、頭の角に突起あり Challcosoma moellenkampi
アトラス 胸の幅広く、頭の角に突起なし Challcosoma atlas
コーカサス 胸の幅広く、頭の角に突起あり Challcosoma chiron
モーレンカプは、人の名前
モーレンカンプとは人の名前のようで、
ほかにもこの名がついた虫がおります。
モーレンカンプオウゴンオニクワガタ Allotopus moellenkampi など
◆木にいるところを見たい
ボルネオのジャングルを歩いてみても
日本の雑木林にある樹液の出た木に
あまり遭遇することはありません。
一度だけ、ムル国立公園内で
ちょっとだけ醗酵臭のする木に
出会ったことがあるだけです。
こういったカブトムシやクワガタムシの類が
木にいるところを一度も見たことありません。
日本ではクヌギやコナラ、カシなど
いわゆるどんぐりの木が多いのですが、
ボルネオでみたその木は竹やバナナのような
単子葉類だった記憶があります。
ヤシの木にいるサゴ虫なんかも親戚なんでしょうか。
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