世界最大級のガ ヨナグニサン Attacus Atlas
2018/08/23
初めてのダナンバレーで会ったヨナグニサン
ヨナグニサンは漢字では与那国蚕と書き、与那国島では
その繭を財布や小物入れにしてみやげものになっているとか。
英名: Atlas Moth、 学名: Attacus Atlas でアトラスモスともいう。
日本のは亜種だそうです。
タイトルに世界最大「級」と級をつけたのは、長いこと世界最大と信じてきたのですが、
これを書くにあたり、ネットで種々しらべたところ、
フィリピンにはオオヨナグニサンあるいはミンダナオオオヤママユという蛾がいて、
縦20センチ、横30センチはあり、ヨナグニサンよりはるかに大きいようです。
英名をCaesar Atlas Moth、学名をAttacus caesarといい
カエサルサンとも呼ばれるようです。
そのつぎくらいにニューギニアやオーストラリアにいるヘラクレスサンも
がんばっているみたい。別にがんばってないか。
PR
この写真は初めてのボルネオでロッジの公衆電話のところに
じっと静かに止まっていたところを撮ったものです。
空港からダナンバレーまで送ってくれるワゴン車のボディにこの蛾と
マレーシアの国蝶アカエリトリバネアゲハとが
描かれており、それを見ただけでワクワクしてきたのを覚えています。
そしてそのワゴン車に乗り込んで空港から3時間、
途中からは未舗装のガタガタ道をゆられて
やっと着いたボルネオレインフォレストロッジの庭で
すぐにアカエリトリバネアゲハがやってきて
こんなに簡単に見れていいの、と思った次第です。
でも蛾については簡単じゃないと思っていたところ、
初めてのひとり海外なのでロッジの公衆電話から
家族に電話をしようと思ってふと、目を落とすと壁にとまっておりました。
当時は携帯電話もなかったからこそ、そんなところにも目が行ったということに
偶然ではないような気がします。
蛾としては翅が欠けてボロボロではありますが、
初めて見た野生の世界最大級の蛾は翅がちゃんとあれば
B5版のノートくらいの大きさであります。
あっけなくメインイベンター2種に出会えてしまった晩でした。
参考:インドネシア バリ島であったヨナグニサン
これは、インドネシアバリ島の昆虫園で飼育されていた
ヨナグニサンです。
飼育個体はきれいで、いいですね。
ほかによく読まれている記事