葉っぱのようなコノハツユムシの一種
2016/09/20
コノハツユムシという名前が種名だと思っていたら、
・・の一種と書いてある本を見つけて、
そこには翅の模様がいろんなタイプが載っていて、
それぞれが別種であるようです。
絵合わせで見てたら、
この名前が近いのでコノハツユムシの一種としました。
ほかのコに負けず劣らず葉っぱに似ています。
しかも葉脈はもちろんのこと、緑が濃く、
他の虫の食害痕か病気の跡のような
褐色の点々が配置されております。
緑の濃い熱帯の常緑樹風のテカり具合も
なんともいえません。
日本のツユムシやクツワムシなどは
草本類つまり草の葉っぱに似ていますが
このコは、照葉樹の木の葉っぱのほうが
似ています。
こうやって、何万年もの間、外敵(主に鳥?)
からの攻撃をかわしてきたのでしょうか。
西日本の照葉樹林あたりでも十分に暮らしていけそうな風体です。
日本のクツワムシ、ツユムシなども
確かに葉っぱに似てはいるけど、
ここまで葉脈、褐色の点々、緑の濃さ、
テカリ具合が完璧なものはおりません。
それだけ外敵が多いジャングルの中を生き延びてきた
超エリートといえるのかも知れません。
食べ物は日本のツユムシは
キク科のヨモギ、セイタカアワダチソウ、
マメ科のハギ、アカツメクサなど、
クツワムシはクズなどですが、
このコは、どんな葉っぱを食べているんでしょうか?
それとも、肉食なのでしょうか?
また、鳴き声もどんなもんだか想像すると
楽しいものです。
なんとも奥の深い生きものたちの暮らしぶりに
感心した日々であります。
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