セピロックオランウータンリハビリセンター Sepilok Orang Utan Sanctuary
2016/01/26
サンダカンという町がボルネオの北東部にある。
かつて、「サンダカン八番娼館」という小説に書かれたように、
日本のからゆきさんがこの町で暮らしていたという。
そして日本人墓地がこの町の海のみえる丘にある。
そのサンダカンから西に24kmのところにセピロックオランウータン
リハビリテーションセンターがある。
そこでは、森林伐採などで母親を失ったり、
生き別れになったこどものオランウータンを保護し
森に帰って自立できるように訓練するのだという。
1日に2回、木でできたプラットホーム上にえさのバナナなどが置かれると
森の中のどこにいたのかわからないけど、
どこかからこどものオランウータンがかけつけてきて
えさを食べる。
エサ場のすぐそばで隠れていたのか、
森のずっと奥で遊んでいたのか、それはわからないが、
とにかくエサを置いた合図があるとオランウータンが出てくる。
係りの人間にはけっこうなついているような感じで、
ほんとに森に帰ってやっていけるのか心配になるくらいだ。
ボルネオに行っても本当にオランウータンに
会えるかどうかは運次第でわからない。
ダナンバレーに行けばかなりの確率で会えるけど、
そんな奥まで行く時間や余裕がない、という方は
ここに行けば必ずオランウータンに会うことができます。
ただし、完全に”野生の”というワケではないので、
その点はご了承ください。
http://www.orangutan-appeal.org.uk/
こちらのHPみたら18匹くらいのオランウータンに
名前がついていて管理がされているようです。