ボルネオでアジアゾウにからまれた Elephas maximus
2016/01/26
まだ、野生のゾウは見たことありません。
写真は残念ながら動物園で撮ったものです。
世界にはアジアゾウとアフリカゾウの
2種がおり、アジアゾウのなかに従来は
つぎの4つの亜種があるといわれています。
インドゾウ、セイロンゾウ、スマトラゾウ、
マレーゾウ。
ここに最近のDNA分析によりボルネオにいるゾウは
新たな亜種としてボルネオゾウといわれます。
2006年、スカウ村に行ったとき
日本人女性ガイドはボルネオゾウは他のゾウより
小さいのでボルネオピグミーエレファントという
といってました。
ただ、その後ボルネオピグミーエレファントという
言い方はあまりきいたことがありません。
亜種でもない、と書いてあるサイトもあります。
今後の研究に待たなければなりません。
ボルネオではキナバタンガン川沿いのスカウ村が
一番見れる確率が高いようですが、1回行ったときには
見れませんでした。
2012年ダナンバレーに行ったときには
前日にゾウが出たと、ガイドが写真をみせてくれました。
あと、タビン、ダナンバレーでは糞をみたことが
あります。ぜひ、野生のホンモノをみてみたいものです。
ただ、ゾウをめぐってはいままでの原生林を
切ってアブラヤシを植えたため、住処がせばまって
人間の居住地近くにも出没するようになり、
畑や建物を壊したりの被害も出ているようです。
このあたりの事情は日本のクマ事情にも共通する
問題のように感じます。
ボルネオには北東部に限り分布しており
全体で1000頭くらいです。
他の国ではインド、スリランカ、ミャンマー、タイ、
インドシナ、マレー半島、スマトラ島です。
これらの国では観光や農林作業用に飼育している
ケースもあるみたいですが、野生の状態で
見やすいのはボルネオではないかと思っています。