ボルネオ島バコ国立公園で出会った野鳥:アカガオサイホウチョウ RED-HEADED TAILORBIRD
分類
スズメ目セッカ科サイホウチョウ属
アカガオサイホウチョウ
英名:RED-HEADED TAILORBIRD
学名:Orthotomus ruficeps
大きさ:11㎝
TAILORとは、洋服屋、仕立て屋のテーラーです。
サイホウチョウとは、裁縫 、鳥
漢字では、赤顔、裁縫、鳥
サイホウチョウの仲間は、日本でいう、
ムシクイの仲間の
一部のようです。
大きな声で、縄張り宣言のさえずりをします。
世界には、サイホウチョウの仲間が13種、そのうちボルネオには
4種が分布します。その4種は、いずれも普通にみられます。
とはいっても、
私は、まだ、アカガオサイホウチョウしか見たことありません。
サイホウチョウの名前の由来は、大きな葉っぱを縫うようにして
巣をつくることからついたようです。
葉っぱは1~2枚で、クモの糸で縫うように作られます。
wikipediaでは、アカガオサイホウチョウの
英名はAshy Tailorbird となっているが、
学名は、Orthotomus ruficepsとなっているので、
ここでは、アカガオサイホウチョウという和名にしておきます。
実際見た感じ
止まったのに、向こう向きで
枝がじゃま~~!!!
バコ国立公園の海岸にあるマングローブ林の中を
すばしこく動きながら鳴いておりました。
鳴き声は、ta-preet,ta-preet と、英語の図鑑には
表記されておりますが、非常に甲高い声で
鳴き、動きも激しく、レンズで追いかけるだけでも
大変でした。
見つけたと思ってレンズを向け、
シャッターを押した瞬間には
すでに振り遅れ状態で、
枝だけが写った写真を量産してしまいました。
一番、マシなのが、この写真です。↓↓↓
まさに、アカガオ。
分布
ボルネオに分布するのは、次の4種ですが、
顔が茶色から赤っぽいのは、
RED-HEADED TAILORBIRD だけです。
1,DARK-NECKED TAILORBIRD 学名:Orthotomus atrogularis
2,RUFOUS-TAILED TAILORBIRD 学名:Orthotomus sericeus
3,RED-HEADED TAILORBIRD 学名:Orthotomus ruficeps
4,MOUNTAIN TAILORBIRD 学名:Orthotomus cucullatus
アカガオサイホウチョウの分布は、
マレー半島、スマトラ、ボルネオ、ジャワです。
参考文献:PHILLIPPS' FIELD GUIDE TO THE BIRDS OF BORNEO