巨大なナナフシとやや巨大なナナフシ
2017/11/20
【巨大ナナフシ】
持っていった捕虫網の直径が50センチです。なので少なくとも30センチはあります。
ガイドの頭の長さよりは長いのがわかると思います。
このコは野外にいたものとは別でロッジの事務所に2晩くらいずっとじっとして動きませんでした。
サバ州だけでナナフシの仲間は80種くらいいるといわれています。
でもここまでデカいのはそうはいないんではないかと思います。
基本的にナナフシは植物食なので、
これだけの大きな体を維持していくだけの食べ物、葉っぱが
このジャングルに豊富にあるということの証しであると思います。
そして80種という種類数を維持できていることもジャングルの豊かさの証明です。
日本ではナナフシ類はせいぜい数種にとどまります。
【やや巨大なナナフシ】
虫を撮るへんな東洋人を見る西洋人。
色は緑でなく、褐色。
左下までのびているのは前脚、とんでもなく長い。
現地で買ってきたナナフシ簡単図鑑をパラパラめくってみた。
だいたいの大きさがページごとに書いてある。
でも100mm超えるものはそんなにいません。
555mmを記録したというGIANT MALAYAN STICK(Phobaeticus serratipes)や
メスが235-278mm、オスが127-175mmという
GREAT THIN STICK(Ramulus nematodes)あたりが大きい方の部類だ。
大きさとパッと見の絵合わせで行くと、
どうやら、この写真のものはGREAT THIN STICK(Ramulus nematodes)に似ていると思う。
そして、前半の巨大ナナフシは
GIANT MALAYAN STICK(Phobaeticus serratipes)に違いない。
これ以上大きなヤツは記載されていないからだ。
英語なんて読めなくたって、大きさと絵だけ見ていけば、
これはこれでオモシロイ作業である。
この本です。AMAZONでも売ってるみたい。
おもとめはこちら
Phasmids of Peninsular Malaysia and Singapore: A Pocket Guide