マレーシア、ボルネオのセミの声 集めてみました
2018/05/04
目次
マレーシア国内のいくつかの場所で
セミの鳴き声を集めてみました。
まずは、動画をクリックして
いろんなセミの声をお楽しみください。
環境により、鳴いているセミの声が違うことが
わかります。
環境は、熱帯雨林のジャングルの中、
昼間と夜、
海岸のマングローブ林、
都会に近いバードパークなどです。
鳥やカエルの声が聞こえるときもあります。
ただし、いずれも、
動画は声だけでセミの姿は写っておらず、
セミの名前、種類はわかりません。
また、一部、姿を撮った写真がありますが、
その姿と声の主とが一致しません。
クロテイオウゼミの姿ありますが、
声は録音できていません。
一度だけ聞こえたけど、録音できなかった。
それぞれの場所の地図
グヌンムル国立公園 ボルネオ島サラワク州
ムル山は標高2376mですが、公園本部付近は250m以下です。
夜の鳴き声を録ったDeer Caveあたりは、250mくらいです。
全体的には熱帯雨林のジャングルです。
地図検索ワード:Gunung Mulu National Park
バコ国立公園 ボルネオ島サラワク州
地図を一目、見ればわかるように
海の近くです。
マングローブ林と少しだけ内陸のジャングルで録りました。
地図検索ワード:Bako National Park
コタキナバルウェットランドセンター ボルネオ島サバ州
コタキナバル市内からタクシーで10分程度です。
海の水が入り込む汽水域で
基本的にはマングローブの林です。
干潟の鳥も見られます。
地図検索ワード:Kota Kinabalu Wetlands Centre
キャメロンハイランド ブリンチャン山 マレー半島北部
キャメロンハイランドは、
マレー半島のクアラルンプールから北に約100km、
バスで4時間かかります。
タナラタの町が標高1800m、
夏でも涼しく、マレーシアの軽井沢とも呼ばれ
日本人コミュニティもあります。
ブリンチャン山は、そこからさらに
上って、2000m以上です。
タナラタには、世界最大のセミ、テイオウゼミが
いるというので行ってみましたが、
この時は会えませんでした。
地図検索ワード:Gunung Brinchang
クアラルンプールバードパーク マレー半島南部
クアラルンプール市内のバードパークですが、
この映像は、正確にはオーキッド & ハイビスカス・ガーデンズです。
すぐ隣なので、大勢に影響はありません。
地図検索ワード:KL Bird Park
シンガポール植物園 マレー半島最南部
シンガポールは、
一時マレーシアに属していた(1965年以前)
こともあるくらいで、
地理的にはマレー半島南端から
海(ジョホール海峡)を隔てた島で、
マレー半島の一部の
ようなもんです。
地図の縮尺を+-で変えてみると
よくわかります。
シンガポール自体が島なので標高は高くありません。
地図検索ワード:Singapore Botanic Gardens
グヌンムル国立公園のセミの声
公園本部の前で鳴いてました。
金属性の声とクマゼミのような声が聞こえます。
ロッジの前で聞いたセミの声です。
クマゼミのような感じです。
グヌンムル国立公園 セミの声や鳥の声 日中
グヌンムル国立公園レストランで聞く セミの声
グヌンムル国立公園 日が暮れてからのセミの声
セミの姿 グヌンムル国立公園
クロテイオウゼミとミドリゼミの一種、大きさの違い
がよくわかります。
クロテイオウゼミとミドリゼミの一種、大きさ比較 ↓↓↓
電池は単3です。
クロテイオウゼミ姿
クロテイオウゼミ とビール缶 ↓↓↓
クロテイオウゼミの声
豆腐屋のラッパのような声です。
夕方6時ころ鳴くので6時ゼミともいわれます。
この画像のみ、ほかの方のものです。
ダナンバレーには3回行ってますが、
まだ自分で録画するには至っていません。
次回行ったら必ず録ってきます。
食堂に飛んできたミドリゼミの一種 ↓↓↓
ストロボ使うとこんな色に ↓↓↓
おまけ、雨の音
ジャングルに降るスコール、雨の音
バコ国立公園のセミの声
バコ国立公園の海岸近くの林、マングローブと他の樹種で鳴くセミの声
バコ国立公園のマングローブ林で鳴くセミの声
バコ国立公園のマングローブ林で鳴くセミの声
バコ国立公園のマングローブ林で鳴くセミの声
バコ国立公園のジャングル内、海からは数十メートル
バコ国立公園のジャングル内、海からは数十メートル
金属性の鳴き声
コタキナバルウェットランドセンターで聞いたセミの声
コタキナバルウェットランドセンターは、
コタキナバル市内からタクシーで10分くらいです。
海の水が入り込む汽水域の生態系があり、
マングローブ林が発達しています。
干潟の鳥やマングローブ林で暮らす生き物が豊富です。
蚊は多いので、長ズボンがおすすめです。
半ズボンで行ったら、メチャ刺されました。
これがその声の主の姿です。
日本のツクツクボウシくらいの大きさです。 ↓↓↓
キャメロンハイランドのセミの声
キャメロンハイランド自体が標高1800メートルで、
ブリンチャン山はさらに上がって約2031メートルです。
キャメロンハイランドブリンチャン山
キャメロンハイランドブリンチャン山
キャメロンハイランドの
ホテルの廊下に落ちていたセミ ↓↓↓
声はわかりません。
日本のツクツクボウシに似ています。
クアラルンプールバードパークのセミの声
クアラルンプールのバードパークで
聞いたセミの声です。
シンガポール植物園のセミの声
マレーシアでは、ありませんが、
マレーシアのすぐ近くなので
一緒に載せときます。
金属性の鳴き声が聞こえます。
日本国内のセミ
日本全体でセミは35種1亜種います。
今住んでいる長野県山ノ内町湯田中温泉は
標高600mで、
次のようなセミがいます。
ハルゼミ、ニイニイゼミ、アブラゼミ、ヒグラシ、
ツクツクボウシ、ミンミンゼミ、エゾゼミ、
山に行くとエゾハルゼミ、です。
ハルゼミの声 ↓↓↓
関西で猛威をふるっているクマゼミは、いません。
以前住んでいた栃木県小山市では、
つぎのようなセミがいます。
ハルゼミ、ニイニイゼミ、アブラゼミ、ヒグラシ、
ツクツクボウシ、ミンミンゼミ、クマゼミ。
セミの常識 鳴くのはオスだけ
小学生から昆虫少年の私には
常識だと思っていたことが
そーでもない、ことを知りました。
それは、セミのなかで鳴くのはオスだけ、
ということ。
鳴いているから、オスだ、と判断します。
メスは鳴きません。
このことは、日本だけでなく、
世界共通だと思っています。
まとめ
マレーシア国内の数か所で聞いたセミの声を
まとめてみました。
セミの名前、姿はわかりませんが、
環境により鳴き声がかわり、住んでいるセミの種類も
かわることがわかります。
同じマングローブ林でも、
バコ国立公園とコタキナバルウェットランドセンターとでは
鳴き声は異なるような気がします。
同じバコ国立公園内でも、
マングローブ林とジャングルの中とでは
声が違い、声の主であるセミの種類も
違います。
日中と夜と、でも鳴くセミの種類が異なります。