マレーシア、ボルネオ島生き物探しの旅

サソリの仲間

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サソリの仲間 1998年12月 ダナンバレー

 

正直、いまでも、この写真を見るとゾッとする。

ハサミの先からしっぽまでは15センチくらいはあろうかと思う。

初めてのボルネオで昼間のアクティビティが終わったあと、思い思いの時間を

それぞれのお客が過ごしていて、私はというと、

ロッジの庭にある赤い花の木(今も名前わかりません)に

つぎつぎやってくるアゲハ類に夢中になって写真をパシャパシャ撮っておりました。

しかも、休憩時間なので、厚い靴下もハイキングシューズも脱いで、

はだしにサンダルで庭にでて、上ばかり見て写真を撮っておりました。

庭は全体が芝生のような緑でおおわれて、よく手入れされており、

サンダルも脱いで、ホントの裸足で歩きたいくらいきれいな状態だったのです。

アゲハ類がぐるっと木のまわりをまわっていくので、こちらもカメラを構えたまま

横に移動しようとして、ふと足元をみたら、いたんです。

このコが。

サソリの仲間 1998年12月 ダナンバレー

 

ハサミで挟むのか、毒針で刺すのかわかりませんが、ニアミスでした。

もう少しタイミングがズレていれば、このコを踏んで、

向こうは踏まれた拍子に反射的にしっぽをまげて、踏まれた足あたりを

刺していたに違いありません。

しかも、素足なのでダイレクトに肌に届いてひどい目にあっていたことでしょう。

イヤー、助かったーー、ほんのチョットのタイミングで、足を動かす前に

気が付きました。

そして、カメラを下に向け、このコをしっかりと撮影し、事なきをえました。

でも、そのあと合計9回、ボルネオに行ってますが、

この時以来、一度もサソリにはあったことがありません。

それはそれでちょっとだけ、さびしいナ、という気がします。

似たようなのにサソリモドキというグループもいるようで、

このコとの明確な区別点もまったく勉強不足なのでサソリなのか、サソリモドキなのかさえ

わかっておりません。

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