マレーシア、ボルネオ島生き物探しの旅

ボルネオレインフォレストロッジ borneo rainforest lodge

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ボルネオレイフォレストロッジ 1998年12月ダナンバレー


ラハダトゥ空港から未舗装道路を3時間ほど走るとやっと着く。ボルネオレインフォレストロッジ管理棟兼食堂。

ボルネオレイフォレストロッジ 1998年12月ダナンバレー

客室空間のロッジは湿気対策もあり、すべて高床式。

ボルネオレイフォレストロッジ 1998年12月ダナンバレー

いままで「ダナンバレー」と書いてきたところは
正式にはダナンバレー自然保護地域といい、

スガマ川源流に広がる低地混交フタバガキ林で、
面積は438㎢あるという。

スガマ川の支流にダナン川があり、
そこからダナンバレーと名付けられている。(ダヌムバレーとい表記もある)

ここに到着するまでの林道をみればわかるが
ものすごい勢いで伐採がすすめられているなか、

ロンドンロイヤルソサイアティの
「生物多様性と生態系の継続研究のために、
原生林の保存が必要」との主張が認められ

この地域の原生林は伐採から免れ、
1986年にはダナンバレーフィールドセンターが開設された。

ダナンバレーフィールドセンターはいわば
プロの研究者のための長期宿泊滞在施設であり、
一般客用ではない。

自然保護地域の指定は1995年におこなわれ、
その後一般客用に「ボルネオレインフォレストロッジ」が開業した。

日本で例えると、ここは長野県上高地のようなところで
一般車の乗り入れは禁止、宿は「ボルネオレインフォレストロッジ」しかない。

ここのジャングルを楽しむには、この宿に泊まるしかない。
もちろん植物、昆虫の採集持ち帰りはNGだ。

ただ、初めて行った1998年当時はのんびりしていて、
ガイドも協力的で捕虫網を振ってもお咎めなしだった。

ボルネオレイフォレストロッジ 1998年12月ダナンバレー

左の大きな建物が管理棟兼食堂、客室は右側の5棟に各4名、
青い屋根に各2名なので定員は40名ほど。
現在の公式HPでは31部屋、60名が定員となっている。

各部屋にトイレ、シャワーがある。
食堂は屋根だけがあり、
横側はガラス窓などはなく、風も虫も通り放題です。

ボルネオレイフォレストロッジ 1998年12月ダナンバレー


奥に見える建物の列はここのロッジで働く従業員のもの。従業員はここに寝泊まりして徒歩通勤です。
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