マレーシア、ボルネオ島生き物探しの旅

ボルネオ島バコ国立公園で出会ったパルダリスオオイナズマ(チョウ)

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パルダリスオオイナズマ
 @バコ国立公園 2017.2.17

 

パッと見、オオムラサキのメスのような感じでした。

前翅 40-50㎜くらいです。

学名:Lexias pardalis (Village Archduke )

オスとメスとは全然違う模様で、この写真のコは、メスです。

図鑑によると、オスは、後ろ翅の表にきれいなブルーの

模様が入っており、メスのようなまだら模様はありません。

バコ国立公園は、海岸からほど近いところに

ジャングルが発達しており、

そのジャングルのちょっと汚れた水がたまっている

暗い空間に静かにおりました。

たまり水を飲んでいるようで、

ときどき翅を上下させるほかは、

ほとんど動きませんでした。

腐った果実や、動物の糞、死骸などにも集まります。

バコ国立公園のジャングル
 2017.2.17

 

似ている種類として以下のものがあります。

Lexias bankana

Lexias dirtia (ヤマオオイナズマ)より標高の高いところにいる。

Lexias pardalis このチョウは、サトオオイナズマともいうようです。

これは、日本のキマダラヒカゲが、昔は一種と思われていたものが

研究の結果、ヤマキマダラヒカゲとサトキマダラヒカゲと別種扱いに

なったと同様な関係かもしれません。

食草は、Hypericaceaeということで、オトギリソウ科のようです。

分布は、北インド、ミャンマー、タイ、スンダランド

 

パルダリスオオイナズマ
 @バコ国立公園 2017.2.17

 

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