マレーシア、ボルネオ島生き物探しの旅

ヒグラシよりやや大きいセミ

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ヒグラシよりやや大きいセミ 2002年5月 ダナンバレー

ヒグラシよりやや大きいセミ 1998年12月 ダナンバレー

この2枚の写真はまったく別の時期に行ったダナンバレーで採れたものです。

以下のようなことから同じ種だと思っています。

大きさはヒグラシよりは大きいが、
クマゼミやミンミンゼミよりは小さく、
上の写真ではフィルムケースからみると

それほど大型の種類ではないし、
下の写真のスケールも見ると翅の先まで7センチくらいです。

目玉のでっぱり具合と背中全体が褐色であんまり特徴がありません。

翅は透明ながら黒い模様が少しはいっていますが、
2枚の写真ともよく似ております。

上の写真ではセミヤドリガの幼虫のような虫が
へばりついており、日本でもしばしば見る光景ですが、

宿主のセミは日本ではヒグラシばかりのような気がします。

なので、ボルネオでもヒグラシの仲間なのかもしれません。

ただ、「世界のセミ200種」にはヒグラシの仲間は
4つしか載っておらず、いずれもボルネオには分布しておりません。

そういうわけで、なにもわからないとこがわかった、
という禅問答のようなお話なのであります。

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